寺山修司 あしたはどっちだ 映画 (2017)

  天井桟敷・万有引力

寺山修司 あしたはどっちだ 映画 (2017)

寺山修司 あしたはどっちだ 映画 (2017)
寺山修司 あしたはどっちだ 映画 (2017)

寺山修司 あしたはどっちだ 予告編
寺山修司 あしたはどっちだ 予告編

上映プロジェクト版

natalie.mu/eiga/news/258413

www.imageforum.co.jp/theatre/movies/1203/

1960年代から80年代、時代を挑発し、47歳の若さでこの世を去ったマルチクリエイター、寺山修司。だれも知らなかった寺山の真実に「幻の市街劇」を通して迫る長編ドキュメンタリーが完成!

体制に迎合しない異端児、時代を挑発していく異端のマルチクリエイター寺山修司。そのエネルギーは、あらゆる既成概念を次々と破壊していき、今も多くのクリエイターや映画監督、若者たちに影響を与え続けています。寺山が生前書いた、189冊の書物には多くのレトリックがはりめぐらされており、誕生日さえ2回あるなど、多くの虚構で過去を固めています。残された文献、資料の中に寺山の真実を見つけるのは難しく、様々な足跡を追い続けていくと、迷路に迷い込んでしまいます。寺山の本当の人生は謎につつまれたままなのです。

1975年、4月19日土曜日、新宿駅周辺では数百人の若者が、寺山が計画した壮大な市街劇「ノック」の上演を待っていました。杉並区一帯を使い、30ヶ所で30時間にも及ぶ市街劇「ノック」を一切の許可をとらずにゲリラ的に行うのです。この同時多発的な市街劇により、街が無法地帯になることを恐れた警察は厳戒態勢に入ってしまいました。学生運動の盛んな時代です。学生たちが、ゲリラ劇をきっかけに暴動に発展することを恐れていたのです。寺山が掲げたテーマは、「人の閉ざされた心をノックし意識を変革する。」つまり平穏な日常に突然、劇が進入し刺激を与える、あまりに早すぎた「フラッシュモブ」過激版とでもいうべきものでした。

寺山は、人生の最後にどんな過激な劇をたくらんだのか?取材を進める中で、驚愕の事実にたどり着きました。2017年は、青森県三沢市の寺山修司記念館の開館20周年にもあたり、8月には寺山が手がけた「市街劇」の新作が同市で上演されました。本作は、「幻の市街劇」を通して、寺山修司の最後のメッセージに迫ります。

監督:相原英雄/特別監修:九條今日子/監修:寺山偏陸、笹目浩之
出演:寺山修司、九條今日子ほか
2017年/日本/100分/配給協力:プレイタイム

2017年12月2日よりロードショー
11:00/21:10

《当日料金》
一般1,800円/学生・シニア1,200円/会員1,100円

《前売券》
前売鑑賞券1,300円発売中(公開前日までの販売)

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