万有引力 旗揚げ公演 シナの皇帝 (1983)
1983年10月20日~10月30日 第1回公演
演劇実験室◎万有引力旗揚げ公演
シナの皇帝
会場
池袋文芸坐ル・ピリエ
作
G・リブモン・デセーニュ
演出
J・A・シーザー
↓↓演劇実験室◎万有引力新聞【1】1985年4月10日発行より↓↓
光と闇、ひとつひとつのシーンの完璧な美、果てのないイマジナシオン、私はおもわず「ジュニアル!!」(すごい) と叫んだ!演劇実験室◎万有引力結成後、わずか2ヶ月足らずで上演された旗揚げ公演「シナの皇帝」は、 演劇実験室◎天井桟敷解散直後だっただけに注目された。「存在するのは困難」、「寺山の存在と新作を欠いたまま、 どのような新展開が可能か?」といった声の中で上演された「シナの皇帝」は、そういった不安を吹き消した 素晴らしい作品であった。「近親相姦といい、暴力的な舞台といい、シーザー氏の資質が色濃く塗り込められていた (中略)幕切れの人間レリーフ的なポーズが美しく、印象に残った」
(読売新聞・北川登園)
「旗揚げ公演「シナの皇帝」はすごかった!私はその夜、詩人・作家として知られるアラン・ジュフロワと 一緒に見に行きました。で、その夜A・ジュフロワも私もおもわず『ジェニアル!』(すごい)と叫んだものでした。
(ブルータス・コレーヌのブラボー劇場)
「目に見える形と形の緊迫した関係において、これは近来まれに見る、力に満ちた美的な舞台であった」
(国文学者・大笠吉雄)
「こうしたグロテスクな美しさと絵画的イメージのあざやかさという点では、この舞台は明らかに寺山修司の 『依鉢』を継いでいる。延長線上にあるばかりではなく、部分的にはさらに増幅しているなどの劇団そのものの 方向性(理論)を明示する作品であった。」
(美術手帳・扇田昭彦)


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