【映画】原田浩 – 極彩色肉筆絵巻 座敷牢 (2025)

ーー

一時間に一回四分の休憩。全二部構成
5章構成

本編前のSE
8ミリフィルムのような映像で、遊園地などの映像。
カラカラ音～四曲くらいが映像とともに流れる

ビープ音（映画開始するやつ）

霧生館のロゴ
桐生市の紹介～高齢女性による桐生市の語り〜左吉の出産〜子供の頃の壮絶ないじめのシーン。

＜第一歌 迷子の出口＞
左吉の母は左吉をどんなことをしても守ると誓い、どこにでも連れて行った。
～魚と初めて出会ったの歌～
いじめられていた左吉は友達がおらず、森の奥にある泉にいる異形の魚と仲良くなる（二度と目覚めぬ子守唄のDVDにいる魚と左吉）
しかし、若いイケてるカップルに泉が見つかってしまい、異形の魚は惨殺される。
それを見てしまった左吉はブチ切れるものの、ボコボコにされる。
おまけに友達たちからもさらにボコボコにされる。
家で魚を想い、絵をかいて泣く左吉。
夜、母が殺される悪夢を見ることになる。
～満開の歌～
～とおりゃんせ～
～曲～
桐生の町の複雑さ。
悪夢でうなされた左吉は街を彷徨い、いつの間にか龍神楼に辿り着く。

＜第二歌 玲子＞
座敷牢に閉じ込められた仮面をつけた女を見つけた左吉は話しかける。
玲子は痣を見せ、自分は悪い人だという。
閉じ込められていた玲子は左吉を怖がらず、可愛いと言う。そんなことを言われたことのない左吉は舞い上がり
玲子ともっと話したいと思うようになる。

きよえもんが巨万の富を隠すためにカラクリ屋敷を作った。
カラクリ伝来とタガヤテキホというからくり師に関しての話。
当時の桐生市の婚姻制度（一夫多妻）や、龍神楼のできた背景などの紹介。

料亭だったこうぎょくろは悪いうわさが立ち、朽ち果てた。
その龍神楼を買った森田龍之介という金持ちが、カラクリ屋敷に隠された財宝を見つけるために大学教授に調査を依頼した。
どうも財宝は、カラクリ屋敷の奥、千字文の謎を解いた先にあるらしい。

玲子は龍之介がカラクリ屋敷の奥に女の死体を捨てる幻覚（事実）を見る。
玲子は龍之介に虐待されているが、自分の母がカラクリ屋敷の奥に捕まってまだ生きているのではないかと思っているため
探す機会を伺っている。
左吉は相変わらず会いにくるが、夜はきてはダメだと伝える。
山で真っ赤な赤い櫛を見つけた左吉は、櫛を玲子にあげようと夜になるにも関わらず座敷路を訪ねる。
窓を壊し、座敷牢に入る左吉。玲子と抱き合い、玲子の横顔に見とれる左吉。体を触られ、自分の醜い姿に自信がなく怒る左吉。
昔の大学教授の彼氏の話をし、拗ねる左吉。

左吉の侵入を知った森田は玲子の目をつぶす。
再び左吉は座敷牢に向かい、そこで玲子は男なら私をここから攫ってみろという。
決心した左吉に玲子は屋敷に侵入するための地図をもらう。

＜第三歌 桎梏＞
〜過去回想〜
玲子は顔の傷のこともあり子供の頃母に虐待されており、大きくなった頃東京に逃げる。そこで何人かの男と過ごすが幸せにはなれず、
ある日大学の研究者の男と知り合い、一緒に過ごすようになる。男は龍神楼の謎解きと宝を探しており、玲子に下女として働き情報を探れという。
彼と千字文の謎を解決する玲子。そのまま謎を解かず、大学に戻るという彼。その後彼は二度と現れることはなかった。
彼を待つ中で、玲子の昔のことを知るババアの下女に身バレし龍之介に捕まる。（玲子は龍之介の前の龍神楼のオーナーの下女の娘）
玲子は障がいのある弟がおり、左吉にもそれで優しくできた。
人に頼ることでしか生きていけない玲子。

左吉はいじめを受けた際に母に病院に連れて行ってもらうが、治療を受けられなかった。
切れた母はいじめっこに復讐するが、通報され逆に警察に撃ち殺されてしまう。
おばあちゃんは若者の運転する車に轢かれ死ぬ。
天涯孤独の左吉。怨みの募る左吉の過去。

第二部
＜第四歌 脱出＞
龍之介は玲子を襲うときに、座敷牢と足枷の鍵を奪うタイミングがあるという。
その際に隣に火を放ち、その隙に玲子を連れ出す算段となった。
計画を実行に移す左吉。襲うところを見てしまい悲しむ左吉は火をなはつ。
慌てる龍之介と下男たち。火事の中逃げる二人だが、蔵に向かう途中に龍之介に見つかってしまい、刀で切られる玲子と左吉。
なんとか蔵に逃げ込み、からくり仕掛けの部屋へ進むことができた。
カラクリ部屋から次に進む仕掛けで朝まで二人で暗闇で過ごす左吉と玲子。怪我を舐め合い・・・玲子のできるお礼。
仕掛けが開き、先に進む二人。カラクリの謎は千字文に隠されており、透かしを通すことで正しい道が進める仕組みとなっていた。
数々の仕掛けを徐々に進むが、玲子は途中左吉よりも母を意識し始める。
奥まで辿り着き、開いた先には（龍之介が殺した女たちの）死体を処理するババア。
狂ったババアは左吉を息子と勘違いするが、、財宝はすでに龍之介が見つけた後だった・・
ババアは狂っているので油を撒き火を放つ。そこに龍之介が現れる。
二人を追う龍之介、今来た迷路を逃げる二人。最初の入り口まで戻ったところで行き止まりとなり、逃げられなくなったところに再び龍之介に捕まる。
激しい殺し合いの末、左吉はからくり仕掛けで龍之介の首をきる。

＜最終歌 走れ！（仮）＞※見落としたようだ。

なんとか外に出る二人。
燃え落ちる屋敷。左吉は二人の人生があると思っていたが、玲子は冷徹に自分の人生を生きてという。
去っていく玲子。
ショックを受けるも自分の人生を生きると決める左吉。

カラクリの説明
一つ目の左吉、メクラの玲子では気づけなかった。

急に吐く玲子。
妊娠しているが一人で生きていく玲子。