万有引力 第15回公演 バベル -鏡の引力、たとへて永遠に- (1989)

 カテゴリ: 天井桟敷・万有引力

万有引力 第15回公演 バベル -鏡の引力、たとへて永遠に- (1989)

1989年3月1日(水)~3月8日(水) 第15回公演 10ステージ
バベル
-鏡の引力、たとへて永遠に-
 月蝕の夜、十一人の阿隷夫が 宇宙の木を加工し、永久階段を築く!

会場
池袋文芸坐ル・ピリエ
料金
前売り2300円 当日2500円
スタッフ
作・演出・音楽
J・A・シーザー
共同台本
根本豊
美術
ツール・ヴァーグ
音響
馬場敦子
照明
木下泰夫
美粧
上海綾子
舞台監督
水岡彰宏
制作
寺原孝明 渡辺倫彦 伊野尾理枝
音響協力
落合敏行
美術協力
谷口裕子 安藤美津子 村上佳子
写真協力
楠野裕司
キャスト
サルバドール・タリ 根本豊 水岡彰宏 高田恵篤 中村亮 海津義孝 松丸純子 ナカタケイコ
須崎晃 袴田貴子 玉虫士 伊東恵美 伊野尾理枝 森脇希利子 山田早苗 古川裕子 阿部里加 安藤美津子
解説
この作品は、1988年7月に上演された「ペストの肖像」に続く「私と他人との関係に彷徨する超自然の 《生きている影》をテーマにした新作です。本来は、一人一人の俳優が、自分のサイズに合わせた箱状の舞台を作り、 自由に移動しながら、劇場全体の迷宮化、人間そのものの永久性を深求するという骨組みを持っていたが、今回は、 ル・ピリエの劇場構造にあわせ、地下への階段を下降する行為、その闇の空間にかすかな光を見いだし、 影としての自分、あるいは自分自身的な俳優探し、さらには、やがて上昇してゆくであろう階段を俳優と観客を 劇全体が共同構築しながら《鏡の引力》を体験するものとなった。   ワーズワースの現実の暦に放火した虚構の放火魔たち! ウドウィヒ二世の発明! 孤独の城の永久建築行為! ベックフォードが求めたイリュージョンの無限の宝庫! 蟹の永久再生! 万有引力があらゆる現実を倒錯の世界に誘い込みながら「一切の万物がわたし自身である」という言葉を 肉体構築する新作!   「光はランプという名の果実から来る」と言う地球でできた眼球をもつバベルの図書館長、処女受胎信者の少女、 宇宙の木を育てる白痴の少年、望遠レンズの男、虎の仮面をつけた女、闇夜の日時計を作る老人といった永遠性の 素材としてのイメージが交錯する幻想奇怪の叙事詩! あっ! 月光螢が!