万有引力 ヨーロッパ凱旋公演 奴婢訓 (1991)

 カテゴリ: 天井桟敷・万有引力

万有引力 ヨーロッパ凱旋公演 奴婢訓 (1991)

1991年1月25日(金)~2月11日(月・祝)
奴婢訓

会場
パナソニック・グローブ座、札幌市教育文化会館大ホール、郡山市民文化センター、青森市文化会館
料金
A席4000円 B席3000円 F席2000円
スタッフ
作・演出
寺山修司
演出・音楽・演奏
J・A・シーザー
美術・美粧
小竹信節
照明
木下泰男
音響
森崎偏陸
舞台監督
武川喜俊
舞監助手
矢島健
音響助手
落合敏行
機械製作
ソケー工業株式会社
制作
馬場敦子
製作
田村晴也
キャスト
瀬間千恵
蘭妖子
サルバドール・タリ 根本豊 水岡彰宏 高田恵篤 海津義孝 松丸純子
ナカタケイコ 須崎晃 袴田貴子 伊東恵美
矢口桃 日野利彦 浅野泉 中山信弘 岡庭秀之
伊野尾理枝 古川裕子 安斎景子 大久保達子 井内俊一

解説
主人・大礼服・靴・聖杯・椅子・相続人
下男、女中、召使、馬番、子守、料理人など、この劇に登場するのは、すべて奴婢ばかり。そして、この邸には、 主人がいない。「たった一人の主人の不在によって充たされている」迷宮の舞台。 「聖主人のための機械」という快楽機械が登場し、下男の変身した人間犬が月に吠え、エロチックな折檻道具が 登場する。主人がいないのは、この劇の偶意であると共に、今日の時代風景の反映でもあるようだ。 さて、月蝕の夜にこの不思議な邸のドアをノックした男の正体は?   主人の大礼服を着て、食卓でふいにワン!と吠えて貴婦人に噛みつく人間犬!交代の時が来ても、主人になりすまして 下女に戻ろうとしない女。そして、いつも命令しつづける不在の主人の椅子!一寸法師、剃毛の下男、 唖の女中…奇人怪人が入りみだれるブラック・ユーモアの祝祭劇。シュール・レアリズム演劇史に一時代を劃る 「奴婢訓」を通底する政治的構造の内実は?