昭和清吾事務所 2018/07/07 @ 昭和精吾生誕77年記念 特別ライブ「七七ノ歌-ナナナノカ-」(サラヴァ東京)(出演)
◉蘭妖子(Vo.)・上田亨(Pf.)
01. 台本 / 詞:寺山修司 曲:上田亨
02. のぞきからくり赤い帯 / 詞:寺山修司 曲:J・A・シーザー
03. 砂時計 / 詞:岸田理生 曲:上田亨
04. 幸福が遠すぎたら / 詞:寺山修司 曲:上田亨
05. しあわせそれともふしあわせ / 詞:寺山修司 曲:J・A・シーザー
ううう知らなかったこのイベント。絶対行けたはず…
昭和精吾に縁の深い二人の作家、寺山修司と岸田理生の作品を二部構成で上演。
■第一部■ 詩劇 われに五月を
寺山修司の詩をJ・A・シーザーの曲に乗せ連続で語る『われに五月を』
■第二部■ 幻想音楽劇 七七火 -なななぬか- 〜火學お七抄
八百屋お七に着想を得、火事から十年後のお七を描いた岸田理生戯曲を、映像×音楽×語りで凝縮した幻想劇。
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第1部 詩劇「われに五月を」
作:寺山修司 音楽:J・A・シーザー
誰にもわかってもらえないだろうが とにかく俺は来月汽車に乗る その汽車の汽笛の意味を あんたがたはどこの国の言葉にも訳すことはできないだろう
~寺山修司「長篇叙事詩・李庚順」より
===昭和精吾の十八番、青森の一人息子の母殺しを描いた「長篇叙事詩・李庚順」のふたり語り、孤独の叫び「アメリカよ」等、J・A・シーザーの曲に乗せて連続で語る寺山修司の世界。
第2部 幻想音楽劇「七七火 ~火學お七抄」
原作:岸田理生 脚本:こもだまり 音楽:西邑卓哲(FOXPILL CULT)
嘘をついて生き延びた十年。昨日死んでもよかったような、明日死んでもいいような
~岸田理生「火學お七」より
===恋ゆえの火付けの罪を「子供だから」と赦されて十年生きたお七。
火の中はぐれた男の遺した言葉、面影を抱え娼婦として生きるお七を訪ねてくる、火事の記憶を持つ他人たち。
映像と音楽と語りの融合で見せる、岸田理生の世界。