蘭妖子 2006/06/19-20 @ 岸田理生追悼音楽詩劇 さよならパパ (こまばアゴラ劇場)
岸田理生さんが演劇実験室「天井桟敷」に入団したのは、寺山さんに誘われたからだと聞いている。色白で、首が長く、ノッポで痩せていて、寡黙でゆったりと喋る、不思議な雰囲気の人でした。3年間在籍した後、理生さんは哥以劇場を旗揚げし、劇作家として、岸田ワールドを築きあげていった。1983年、演劇実験室「天井桟敷」は寺山さんの死去により解散。フリーとなった私は、その後、岸田作品に出演する機会に恵まれました。
『危険な関係』『終の栖、仮の宿』『火の仮面』『十人十色』そして最後の作品は『身毒丸』でした。今回私は、理生さんが「天井桟敷」に入団した1974年に新書館より出版されたfor ladiesシリーズの詩集『さようならパパ』を尋ねてみたいと思っています。本が好きだった理生さんにもう一度逢いたい。
蘭 妖子
詳細不明