万有引力 第62回本公演 呪術音楽劇 犬神 (2016)

『演劇実験室◉万有引力◉第62回本公演 呪術音楽劇 犬神 ―月と不死、魂の古代形式譚― 』

万有引力 第62回本公演 呪術音楽劇 犬神 (2016)

万有引力 第62回本公演 呪術音楽劇 犬神 (2016)

www.banyu-inryoku.net/2016/inugami.html

16/06/10 – 06/19

作 ◉ 寺山修司
演出・音楽・美術 ◉ J・A・シーザー
構成台本・演出協力 ◉ 髙田恵篤


「犬神」は1969年、西ドイツ演劇アカデミー主催の国際実験演劇招待作品として、フランクフルト T ・ A ・ T (テアター・アム・トゥーム)に於いて演劇実験室・天井桟敷により初演された。 「犬神」は以前「吸血鬼の研究」と題して、人間座によって上演され、また、ラジオドラマとして放送された「犬神の女」の双方の戯曲と台本に手を入れて、一つの完璧へ迫った作品である。
2013年に本会場で上演された「呪術音楽劇・邪宗門」の先駆けとなった実験演劇作品でもあり、初期天井桟敷のテーマでもあった「見世物の復権」をも内包している。 今回はその実験性を色濃く伝承し、特異・独自の作劇術と亜細亜の原始的祭祀(キュルト)楽曲をモチーフに「呪術音楽劇」として上演する。
ラジオドラマ「犬神の女」の前口上で、寺山修司はこう書いている。 「このドラマは現代人の《不安》を、四国地方に古くから残されている犬神伝説に仮託して作ったものです。従って、実録ではありません。むしろ、幻想的なメルヘンとして想像力の世界にあそびながら、《人間のなかに共存している狂気と正気の領域》の不確かな区分ということについて考えていただきたいと思います。まるで昔の絵本でもめくるように。」

演劇実験室◎万有引力◎第62回本公演 呪術音楽劇「犬神」アフタートーク詳細決定!
6月10日(金)
犬神エピソード・ワン「わたしと犬神」
J・A・シーザー×髙田恵篤

6月13日(月)
犬神エピソード・ツー「酒と音楽と演劇と」
J・A・シーザー×a_kira×髙田恵篤

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