どのAACのエンコーダーを使えばいいのか
| エンコーダ | 音質評価 | 低ビットレート | 高ビットレート | 速度 | 特徴 |
| qaac | 非常に高い | 強い | 非常に強い | 速い | AppleCoreAudio利用。現在も最有力候補 |
| fdkaac | 高い | 強い | 強い | 非常に速い | FraunhoferFDKAAC。安定感抜群 |
| fhgaac | やや古い | 普通 | 良い | 速い | Win向け旧Fraunhofer。今は影薄 |
| neroaacenc | 昔は最強級 | 強かった | 良い | 普通 | 更新停止気味だが今でも悪くない |
| exhale | AACではない | xHE-AAC特化 | 用途限定 | 普通 | 超低ビットレート用途向け |
音質最優先 → qaac
ライセンスやクロスプラットフォーム重視 → fdkaac
超低ビットレート配信(32kbps前後) → exhale
1. qaac(実質トップ扱い)
qaac GitHub
AppleのCoreAudio AACエンジンを利用します。
特に:
96kbps〜256kbps
音楽用途
VBR
で非常に強いです。
特徴:
高域の伸びが自然
シンバルや残響が綺麗
ステレオ感が崩れにくい
HE-AACへの切替も優秀
昔から「AAC最高音質候補」と言われ続けてます。
おすすめ設定
qaac input.wav -V 91
または:
qaac –tvbr 91
Apple Music系にかなり近い質感になります。
2. fdkaac(超優等生)
FDK AAC project
Fraunhofer系。
特徴:
低ビットレートが強い
エラー耐性高い
速度が速い
Linuxでも使いやすい
128kbps以下ならqaacに迫ることもあります。
特に:
配信
動画用途
長時間エンコード
サーバー処理
ではかなり人気。
おすすめ設定
fdkaac -m 5 input.wav
-m 5 がVBR高品質。
3. neroaacenc(伝説級だが古い)
Nero AAC Codec archive information
2000年代後半は「AAC最強」と言われてました。
今でも悪くないですが:
更新停止気味
将来性薄
HE-AAC周りが古い
ので、今から使う理由は減っています。
ただし音の傾向はかなり良いです。
4. fhgaac
Fraunhofer IIS系ですが、今はかなり影が薄いです。
古い
qaac/fdkに押された
互換性用途以外では優位性少
という立ち位置。
5. exhale(特殊)
exhale xHE-AAC encoder
これは普通のAAC-LC競争とは別カテゴリです。
xHE-AAC向け。
強み:
24〜48kbpsが異常に強い
音声+音楽混在に強い
モバイル配信向け
逆に:
128kbps以上では旨味薄
再生互換性がAAC-LCより弱い
ので、通常音楽保存にはあまり向きません。