寺山修司映画祭2023「映画監督◉寺山修司」ゲストトーク J・A・シーザー

  J・A・シーザー

寺山修司映画祭2023「映画監督◉寺山修司」
5月18日(木)公開
映像の魔術師・寺山修司のシュールでアヴァンギャルドな映像作品を一挙上映
寺山修司映画祭2023「映画監督◉寺山修司」

この度、寺山修司没後40年記念として、「映画監督◎寺山修司」を開催いたします。
寺山の魅力のひとつに、一瞬のうちに虜にされてしまう幻想的でカルトな映像作品が多数あります。
1960年に作られた『猫学Catllogy』以来、寺山修司の実験映画は、そのどれもが「映画は世界を網膜の中に灼きつけるのではなく、網膜から『世界をひきずり出す』のである」と宣言する、独特の危険な仕掛けに満ちています。また、長編映画『書を捨てよ町へ出よう』のラストで、何も映っていない白味のフィルムを映写し、「われわれの作る部分は終わったのだから、このあとは観客である諸君に作ってもらいたい」と投げかけた問いに対して、現在の観客に答えは出せるのだろうか?『ローラ』では客席から立ち上がった男が実際にスクリーンに飛び込み、『審判』では、観客の打ち込む釘で埋め尽くされるスクリーン。寺山はたえずスクリーンの意味を問い、映像は観客を挑発しつづけます。
 寺山修司の映像作品はカンヌ映画祭、ベルリン映画祭、エジンバラ映画祭をはじめ海外の主な映画祭に招待され数々の賞を受賞しています。幻想とエロチシズムに満ちた映像作品、イメージの錬金術、
虚構と現実の地平線に築き上げられた寺山修司の絢爛たる王国……。

企画制作:テラヤマ・ワールド/ポスターハリス・カンパニー/ユーロスペース

公式サイト

www.terayamaworld.com/40th/film/

公開日

5月21日(日)まで

上映時間

5月18日(木)
11:00 C『さらば箱舟』
13:30 G「実験映画集2」
16:00 A『書を捨てよ町へ出よう』
19:00 E「『草迷宮』ほか」
21:00 F「実験映画集1」

5月19日(金)
11:00 G「実験映画集2」
13:30 D『上海異人娼館』 ※
16:00 E「『草迷宮』ほか」
19:00 B『田園に死す』
21:00 C『さらば箱舟』

5月20日(土)11:00
11:00 D『上海異人娼館』 ※
13:30 B『田園に死す』
16:00 A『書を捨てよ町へ出よう』
19:00 F「実験映画集1」
21:00 G「実験映画集2」

5月21日(日)
11:00 C『さらば箱舟』
13:30 B『田園に死す』
16:00 A『書を捨てよ町へ出よう』
19:00 E「『草迷宮』ほか」
21:00 F「実験映画集1」

A『書を捨てよ町へ出よう』138分
B『田園に死す』102分
C『さらば箱舟』127分

D『上海異人娼館』90分
  ※こちらの作品のみ上映会場が3Fユーロスペースになりますので、ご注意ください。

E「『草迷宮』ほか」合計96分
『草迷宮』40分、『迷宮譚』17分、『消しゴム』20分、『一寸法師を記述する試み』19分

F「実験映画集1」合計104分
『青少年のための映画入門』3分、『疱瘡譚』31分、『マルドロールの歌』27分、『ローラ』9分、『審判』34分

G「実験映画集2」合計99分
『檻囚』11分、『トマトケチャップ皇帝』27分、『ジャンケン戦争』12分、『蝶服記』12分、『書見機』22分、『二頭女-影の映画』15分

入場料金

一般1,800円/大学・専門学校生1,400円/会員・シニア1,200円/高校生800円(オンラインは900円)/中学生以下500円(オンラインは600円)

イベント情報

■トークショー

5月20日(土) 16:00『書を捨てよ町へ出よう』上映後
ゲスト:J・A・シーザーさん(「演劇実験室◉万有引力」主宰、演出家、音楽家)

5月20日(土) 19:00「実験映画集1」上映後
ゲスト:森崎偏陸さん(元「天井桟敷」)、笹目浩之さん(ポスターハリス・カンパニー代表、テラヤマ・ワールド代表)

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